2012年4月24日火曜日

「事業の定義」が、有効になるための四つの条件!


組織が成果を創出するためには、自らの「事業の定義」を組織の行動の指針として活かさなければなりません。当然ですが、「事業の定義」をしただけでは何もはじまりません。
ドラッカー氏は、四つの条件を上げています。

四つのうち、前半の二項目は、「事業の定義」そのものの定義の有効性を問うものです。

「第一に、自らの環境、使命、中核的な卓越性についての前提のそれぞれが、現実に適合したものでなければならない。」
「第二に、事業定義の三つの前提は、それぞれ他の前提と適合しなければならない。」

ここで、もう一度、「事業の定義」の三要素を確認してみます。
「第一は、組織をとりまく環境についての前提である。社会とその構造、市場と顧客、そして技術の動向についての前提である。
第二は、組織の使命についての前提である。
第三は、組織の使命を達成するために必要な中核的な卓越性についての前提です。」

これら、三つの要素が、お互いに適合しているかと言うのです。当然ですね。「市場と顧客」の要望、欲求に応えることを、組織の使命としなければ、単なる組織の自己満足です。

市場が欲求していることを組織の使命として果たすために、他に卓越するものを持っていなければならない。

まず、自らの「事業の定義」のコンセプト、構想の内容の確認が必要です。

そして、「事業の定義」したことをどこまで、組織は、実現できているかが問われているのです。

まず、「事業の定義」そのものの有効性を確認することです。

(「ロゴQ」はA・Tコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。)

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