2012年5月8日火曜日
IT先進国、米国の組織は、ITを上手に活用できているか?
「ザッポスの奇跡」の著者、石塚しのぶ氏のブログで、JCペニー再建について語られていました。
(「アップルストアの生みの親が老舗デパート再建に本腰」(http://www.dyna-search.com/blog/2012/01/11436))
つい、40年くらい前は、世界でも有数の売上げを保有していたJCペニーが、再建に外部から、CEOを招聘しなければならないほど、経営的に、追い込まれています。
要因を、ドラッカー流「事業定義」に照らしてみれば、やはり、大本のところで、マーケットとずれてきてしまったと言うことなのでしょう。
2011年6月に新しいCEOロン・ジョンソン氏が就任して、真っ先にしたことは、JCペニーのメール配信リストに登録することであったと言います。
そして、JCペニーから、毎日のように、ひどい時には、一日のうちに数回も来るメールの嵐、すべて安売り情報ばかりであったようです。
このような状況では、折角メールを送信してもよいというパーミッションいただいた顧客に失望を与え、自らのイメージをますます低下させてしまっています。
ITの進展によって、ハードでは、PC,ケータイ、スマートフォン、タブレットPCなどが登場し、インターネットを軸にウェブ・サイト、モバイル・サイト、動画サイト、メールマガジン、ソーシアル・ネットワーキング・サービスなどの新しいメディアが進化し続けています。
JCペニーが、市場と、そして顧客とのコミュニケーションにこの技術的な進展を上手に活用できていれば、もっと、早くにこの地殻変動に気がついて的確な対応が出来たのではないでしょうか?
(ロゴQは、A・Tコミュニケーションズ株式会社の登録商標です。)
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