2009年12月31日木曜日

「ザッポス」と「ザ・リッツカールトン」の対比(その5)

「ザッポスの奇跡」にザッポス流のサービス思考を読むことが出来ます。
一方、最も、伝統的な歴史のあるビジネスであるホテルにサービスの原点を見ることが出来ます。その視点から、高野 登氏の「リッツカールトンが大切にするサービスを超える瞬間」を見てみます。
中心にあるのはもちろん「クレド」です。
『クレドカードを開くと、私たちが「モットー」と呼んでいる次の一文が、ひときわ大きな文字で書かれています。
“We Are Ladies and Gentlemen
Serving Ladies and Gentlemen"
(紳士淑女にお仕えする我々も紳士淑女です)

この一文は、従業員はお客様と同じく紳士淑女であり、同じ目線、同じ感性で働くべきだという意味です。』(P.58)
この部分は、現在のサービスの原点を見事に簡潔に表現しています。
サービスの語源をたどれば、紛れもなくslave(奴隷)です。身分の差別はあってはなりませんが、仕事として、サービスは、「お仕えする」という原義を曖昧にしては、よいサービスの実現は難しくなります。

サービスに携わっている人の中には、『「サービス」という言葉には、「貢献」「奉仕」「世話」「もてなしぶり」「奉公」「礼拝」「儀式」など様々な意味があるが、その第一義は、カソリックにおける神に対する奉仕と考えることができる。」と語る人もいるが、これは、正確ではない。

関連していえば、「ホスピタリティ・サービス」を単に、「心のこもったおもてなしサービス」といった意味で使用されていると、いつまでたっても、現場は、堂々巡りして「ホスピタル・サービス」の実現は覚束ないようです。
「ホスピタリティ」は、もともとは、HOST(主人)の「心のこもったおもてなし」の意味です。「(主人の)おもてなしの心を」具体的に実現するのがサービスのプロフェショナルたちです。
これが、本来の「ホスピタリティ」と「サービス」の関係です。

「ザ・リッツカールトン」のホスピタリティは、まさに、「クレド」であり、「ザッポス」では、「コア・バリュー」そのものです。
両社において、「サービス」について、堂々巡りが起きない基本と見ることが出来ます。









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2009年12月11日金曜日

「ザッポス」と「ザ・リッツカールトン」の対比(その4)


「ザッポスの奇跡」の著者は、ザッポスが「コア・バリュー」を中心にして、なぜ、「コールセンター」と言わずに「コレクトセンター」と呼ぶのか、なぜ「一コール当たりの処理時間を測らない」のか、「超サービス的人材を発掘する人事部門」「サービスの魂を学ぶ、四週間の手作りトレーニング」「カスタマー・サービスの既成概念を破るCLT(カスタマー・ロイヤリティー・チーム)実習」「学べば、学ぶほど報われる17のスキル取得に基づく昇級システム」などなど全編にわたって、丁寧に、事実をレポートしてくれている。
これらの一つ一つが、ザッポスの企業活動(アクティビティー)です。
戦略論で著名なマイケルポーターの考え方に基づいて、ザッポスの一つ一つの活動をマップにして行くと、それぞれの活動が、相互に見事にフィット(適合)していることが明確になってきます。
それは、「コア・バリュー」の10項目が、徹底的に、すべての企業活動にわたって、具現化されているからでしょう。
著者は、ザッポスの本質を具体的な企業活動の事実で、明確にえがきだしてくれています。

2009年12月7日月曜日

「ザッポス」と「ザ・リッツカールトン」の対比(その3)


「ザッポス」のサービスに対する価値基準の違いは、「ザッポス」に転職してきた社員をも驚かせます。
「『ザッポスが他社と違うところ……。そうね、いろいろあるけど、中でも一番驚いたのは、処理時間を測らないこと』 処理時間というのは、オペレーターがコール一件あたりに費やす通話時間と、その後のデータ・エントリーなどに費やす後処理時間を足したもので、普通のコンタクトセンターでは、オペレーターの生産性を測る一般的な指標として用いられている」
「ザッポスではこの数値を指標としていない。問題の解決にたどり着き、顧客を満足させるためには、たとえ何時間でも費やすことがよしとされているのだ」
「何をもって指標にしているかというと、『顧客を満足させるために、“普通”を超越するサービスを提供できたか否か』だという」
「基本的に、社内チームによる評価と、顧客による評価、の二通りです」(P40,41)
通常、オペレーターのコール一件あたりの処理時間は、オペレーターの生産性を測る一般的な指標です。
ザッポスでは、この処理時間を評価の指標にしていません。だからといって、指標をもっていないのではなく。まったく逆です。
独自の価値基準による、ザッポス固有の指標を創出しています。
著者は、ザッポスを「測って、測って、測りまくる」「その外見からは予想もつかないほど、指標徹底型(メトリックス・インセンティブ)な会社なのだ」(P103)とその本質を指摘しています。
違った指標をもつことが重要であることを、わかり易くするために、メジャーリーグの事例を見てみましょう。
2007年レッドソックスはMLBの頂点、ワールド・シリーズを制覇しました。松坂大輔の活躍はもとよりですが、岡島秀樹の貢献も大きなものがありました。
松坂のメジャー行きは、野球ファンを超えて、話題にもなり、注目を集めました。一方、岡島のレッドソックスとの契約は、それほど華々しいニュースにはなりませんでした。当初、アメリカのメディアは、「松坂の話相手」と評し、岡島の評価は、決して高いものではありませんでした。
しかし、後日、NHKの取材に応じて、レッドソックスは、岡島をどのような指標で、評価し、契約したかを明らかにしました。
レッドソックスは、岡島の投球データーの奪三振/与四球(K/BB)の指標に注目したといいます。即ち、四球一つについて、三振をいくつ取れるかという指標です。よいピッチャーの指標は2以上だとされています。フォアボール一つ出すうちに、二つ以上三振が獲れるということです。
岡島投手の巨人時代の最終年(2005年)の防御率、4.75、K/BB、2.9
2006年日本ハムに移籍になり、防御率、2.14、K/BB、4.5の好成績を残し、日本ハムの優勝および日本一に貢献しました。
レッドソックス一年目(2007年)防御率、2.2、K/BB、3.7、期待に違わない好成績で、ワールド・シリーズ制覇に貢献しました。
岡島のK/BBの高い実績を評価したレッドソックスの評価基準の勝利とも言えそうです。

2009年12月1日火曜日

「ザッポス」と「ザ・リッツカールトン」の対比(その2)


最近、日本の書籍業界では、「本は、帯とPOPで売れる」とか言われています。その是非は、ともかく「ザッポスの奇跡」の帯には、「驚異的な成長の秘密は『企業文化』にあった!」とあります。
確かに、この本で、著者が言いたいことを一言で表現しています。
その企業文化の基軸になっているのが「ザッポス」では、「コア・バリュー」です。「ザ・リッツカールトン」では、「クレド」を中心にした「従業員への約束」「サービスの3ステップ」「ザ・リッツカールトン・ベーシック」でしょう。
この点、両社のビジネスの違い、歴史の違いもあるのでしょうが、「ザッポス」の方が、実に、シンプルです。
「サービス」という言葉は、とても、長い歴史の中で、その時代、時代で、使用されてきたため、今では、使う人がいろいろな意味で使用しています。とても曖昧な意味の言葉になっています。
ここは、常套手段で、「広辞苑」の<サービス>の解説を確認してみましょう。「①奉仕。②給仕。接待。③商店で値引きしたり、客の便宜をはかったりすること。④物質的生産過程以外で機能する労働。用役。用務。」とあります。日本を代表する辞典では、このような解説になっています。
これは、これでおいて置いて、「ザッポス」のサービス観を「コア・バリュー」に見てみます。
「コア・バリュー」は、10項目に集約されています。
そして、さらに、読み取ってみますと、「ザッポス」の目指す[what to do ]は第1項だけです。
「サービスを通して、WOW(驚嘆)を届けよ」(Deliver WOW Through Service)です。
あとの9項目は、すべて、このことを達成するための「ザッポス」流の[how to do]です。
ということは「ザッポスのサービス」の目指しているところは、広辞苑で示されている狭義のサービスではなく。最も広義なサービス、言い換えれば、ザッポスの企業活動すべてを「サービス」という言葉で表しているといえます。
このことは、マーケティングの専門家、フィリップ・コトラーの「製品」についてのコンセプトと相通じるものがあります。
コトラーは、製品を5次元で説明しています。
第一の次元は、中核ベネフィット(便益)です。家庭用の電気洗濯機は、物を洗ってきれいにするという便益を求めています。
第二の次元は、洗濯する基本的な機能をシステム化、機械化した段階が、「一般製品」です。
第三の次元は、消費者が期待する属性と条件の組み合わせである「期待された製品」です。例えば、乾燥まで、自動的に済ませてしまう洗濯機です。
第四の次元は、配送、据付、アフターサービスなどを含む「拡大された製品」です。
第五の次元は、製品の将来のあり方を示す「潜在的製品」です。
これが、コトラーの製品についての考え方です。「一般製品」と「サービス」が渾然一体となっています。その「一般製品」の中核は、ベネフィットです。コトラーは、本によっては、中核ベネフィットのところを、「サービス」としているケースもあります。ということは、根源的には、広義の製品は、広義のサービスと言い換えることが出来るといえます。
日頃から、「商品」と「サービス」と対極にあるように表現していますが、実は、「商品」と「サービス」の根源にあるのは、中核的ベネフィット〈便益)であります。
今一度、確認してみます。「サービスを通して、WOW(驚嘆〉を届けよ」です。「素晴らしいサービスを届けよ」ではないのです。「サービスを唯一の手段にして、WOW(驚嘆)を届けよ」です。
これは、同じように見えるが、違うのです。「素晴らしいサービス」というのは、提供者サイドの単なる想い込みに過ぎないことの可能性もあります。WOWを感じるかどうかは、お客様に主体性があるわけです。
ですから、提供者側が、どんなに素晴らしいサービスだと考えていても、肝心のお客様にWOWを感じてもらえなければ、ザッポスでは高く評価しないのでしょう。
本書では、著者が、鋭く、ザッポスの価値基準の違いを随所に指摘しています。この価値基準の違いも「ザッポス」のノードストロームを超えるサービスという定評に結果、結びついています。

2009年11月26日木曜日

「ザッポス」と「ザ・リッツカールトン」の対比(その1)


サービス経済時代は、文字通り、サービスの卓越性で、競争する時代になりました。この点から、サービスのよさで定評のある「ザッポス」及び「ザ・リッカールトン」にはたくさんのヒントを得ることが出来ます。
「ザッポスの奇跡」(石塚 しのぶ著、東京図書出版会)で、著者が最も強く指摘していることは、「組織メンバーの全員に、企業の理念、使命を明確に、周知徹底させていること」です。
「ザッポス」では1999年に創業して、2005年にいたって、「そろそろ、ザッポスでもカルチャーを正式に定義する時期が来た」とCEOトニー・シェイ氏が考えはじめたとあります。そして、出来上がったのが、「10のコアバリュー」です。興味深いのは、このコア・バリューの創られていくプロセスです。
社内のマネージャー・クラス全員に、一通のEメールを送ることから始まり、次第に、全社員を巻き込む形で、約一年の時間をかけて、10のコア・バリューと成文化されて行きます。
そして、コア・バリューが単なる額に収まっている標語であったり、朝礼で、唱和はされるが、次第に形骸化していく類のものではなく。「ザッポスのコア・バリュー」が日常の企業行動の判断基準、指針になっている状況を事実に基づいて、丁寧にレポートしてくれています。
本書において、「ザ・リッツカールトン」の「クレド(信条)」が、カルチャー育成に同様な働きをしていると指摘されています。
 高野 登氏の著書(「リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間」〈かんき出版〉)によると、「・・・会社をスタートさせた1984年、W・B・ジョンソンのもとに集まった五人のホテリエたちは、『リッツ・カールトンはお客様や従業員にとってどんな存在であるべきなのか。そのために私たちは何をなすべきなのか』ということを徹底的に話し合いました。そしてその結果を一枚の紙にまとめあげました。
その内容こそがクレドです。つまりクレドとはリッツ・カールトンの理念や使命、サービス哲学を凝縮した不変の価値観であり、時流や地域性に左右される性質のものではないのです。」とあります。
ザ・リッツカールトンは、ホテルという伝統的なビジネスにおける卓越したサービスへの挑戦であります。一方、ザッポスは、最初、靴のネット販売からスタートしました。
今までにない新しいビジネスの創造における、卓越したサービスの実現です。この両社における基本的な構造的違いを比較しながら、読み進めると、さらに多くのヒントを読み取ることが出来ます。
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2009年11月20日金曜日

「ザッポスの奇跡」(石塚 しのぶ著)が出版されました!


「感動サービス時代の幕開け」と題して、9月19に、このブログで紹介いたしましたが、いよいよ、11月、「ザッポスの奇跡」「アマゾンが屈したザッポスの新流通戦略とは」(石塚 しのぶ著 リフレ出版)が発売されました。
「ザッポス」は、日本では、まだ馴染みの少ない存在ですが、米国では、革新的な企業として、大変話題になっているようです。
1999年、靴のネット販売からスタートし、ここ10年間で、日本円にして、約1000億円の売上規模に、急成長をとげています。
通常、経営では、急成長すると、サービスの劣化を伴いがちですが、「ザッポス」は、サービスに定評のある米国の百貨店「ノードストローム」のサービスを超えていると顧客から評価されています。
長年にわたって、日米間のビジネスコンサルタントとして、著者は、活躍をされてきました。
常に、文化の違う人たちと、理想のビジネスが何であるかを追い求めてこられました。経営、マネジメントに、常に、高い問題意識を持ち続けてきたことがバックグラウンドにあって、「ザッポス」のCEOトニーシェイ氏と運命的な出会いをします。
「ザッポス」に、著者が求め続けてきた経営の核心を洞察され、「ザッポス」に一つの答えを見出されたのだと思います。
現場へ足を運び、直に視、直接コミュニケーションをとられました。著者が捉えた「ザッポス」の事実を、広く伝えることを、自らのミッションと確信されて、執筆に取り組まれた情熱が全編から感じ取ることが出来ます。
本書は、決して、大部ではありませんが、わかりやすく、これからの経営、マネジメントについて多くのヒントを提供してくれています。
その最たるものは、現在、起きている21世紀のビジネスの大地殻変動の本質的な理解を促してくれていることです。
サービスの本は、世の中に数多ありますが、サービスを経営の視点で捉えている本は多くはありません。
本書は、その中にあって、顧客視点、サービス経営視点からの良書であるといえます。
引き続き、今後、このブログで、本書に関連した「麻家戸ゲンバ」の感想を掲載して行きます。
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2009年11月12日木曜日

「キャスト デュエット」の多様な遊び方!


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「キャスト デュエット」は難易度表示のサイの目は、⑤で、かなり難しいにランク付けされています。ただ、通常の「解く」「元に戻す」だけでしたら、そんなに難しいほうではありません。
ノーヒントで、ここまででしたら、評価は、100ゲンバです。

ただし、パッケージの解説に「・・・・格子にサイの目で示した4ヶ所の各交差点でも2個のリングを合わせてみてほしい。目の数が多い交差点を目指すほど、難易度が上がる。」とあります。
この段階まで、ノーヒントで、すべてクリアーできますと、評価は、150ゲンバとさせていただきます。

これ以降はヒントになります。
「キャスト デュエット」は、典型的なプロセス系のパズルです。従って、ドナリー・マーカス推奨のセルフ・メディエーションの活用が有効になります。(「セルフ・メディエーション」につきましては、以前に、ブログに書きました。さらに、興味のある方は、「脳を鍛える大人のパズル」ドナリー・マーカス著、中経出版をご参照ください。)

当方流を、ヒントとして、述べてみます。格子本体の溝の多い方をA面(HANATAMAの刻印があります)とします。溝の少ない方をB面とします。A面のすべての溝に、1~20の番号を付けます。B面の溝に、A~Nのアルファベットの記号をつけます。
まず、格子の周りを観察すれば、C環の出入り口の推測はつきます。
あとは、格子の溝をC環の突起が、通過する状況を、記録して行きます。同型の二つのC環ですが、向きが向かい合わせで、方向が違っていますので、「解」のプロセスは、違っています。
それぞれに、あらゆるルートの可能性を記録して行きます。
あとで、記録を読み取り、無駄の動きを排除すれば、最短のプロセスを把握できます。

ここまでのヒントで、すべてのミッションをクリアできれば、130ゲンバとさせていただきました。



2009年11月10日火曜日

「キャスト ヘリックス」の二個目を購入しました。


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先日、池袋へ出たとき、池袋ロフトで、「キャスト ヘリックス」の二個目を購入してきました。
いつものことながら、「キャストパズル」の出来が素晴らしいので、何回も繰り返し楽しんでいました。
「解」のピンポイントの位置は分かっていても、そのピンポイントへ誘導する方法がなかなか見えませんでした。
何度も繰り返し、やり続ければ、自ずと見えてきます。パズルでも、仕事でも、とにかく行動すること、やり続けることで、自然と解決のめどが立つというのも、脳のはたらきの不思議なところなのでしょうか。
茂木先生に聞いてみたいと思います。
ところが、あまり何度もいろいろなことを試したせいか、作意解と思われる近辺で、一箇所だけですが、別解の可能性が出てきました。
このことを新しい商品で、確認してみようと、二個目を購入してきました。
早速、試してみましたが、新しい商品では、別解はありませんでした。やはり、あまりいろいろ試行しているうちに、ほんの少しの磨耗が生じたのが別解の原因ではないかと推測しています。





2009年10月31日土曜日

「HELIX」(ヘリックス)という言葉知っていました?


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『キャスト ヘリックス』と出会う前は、ヘリックスという言葉に、全然馴染みがないと思っていました。


Akio Yamamotoさんの解説には、「…弦巻きらせん(HELIX)のリンクをはずせ、」とミッションが書かれています。
念のため、早速、手元にある岩波英和大辞典で、HELIXをひいてみました。名詞で、①らせん(spiral)・・・④〔数〕つるまき線、とあります。
その周りの単語に目をやりましたら、helicopter(ヘリコプター)があります。語源を見ると、(Gk helix
spiral+pteron wing)です。
当然、ヘリコプターなら知ってますよ。
でも、ヘリ+コプターだとばかり思っていました。語源的には最初のうちは、ヘリコ+プターだったのか、と妙に納得しました。

「デュエット」「ラビ」などのC環はパズルの定番ですが、この「ヘリックス」のC環は、変形で、螺旋の空間が切り口(いわゆる欠環)になっています。
ノギス(測定器)で測ってみると、この空間は、6.0㎜です。二枚の朝顔の花びらの厚さを外形で測定すると、厚いところで、9.5㎜、薄いところでも、6.8㎜です。
固定したものでしたら、当然、『ヘリックス』のC環の切り口、6.0㎜では、横に抜き取ることは、不可能です。
ただ、『ヘリックス』の二枚の花びらは、スライドできます。可動であることと、HELIX自体が、らせん状で、微小ですが、バネの弾性を持っています。
「HELIX HANAYAMA」の刻印を目印に活用するのがよいと思います。

このヒントが、『キャスト ヘリックス』の攻略にお役に立てば、幸いです。

このヒントで、攻略できた場合は、120ゲンバとさせていただきます。




2009年10月29日木曜日

「キャスト ヘリックス」はピンポイント系?




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『キャストパズル』は、大きく分けると、プロセス系とピンポイント系になるように思います。


パズルを解くにも、元に戻すにも、決まった手順とプロセスを踏まなければならないパズル、代表的なのは、「エニグマ」「ヴォルテックス」「カルテット」「エクア」などです。


一方、「エルク」「デビル」「スター」「ナットケース」などのように、プロセスに左右されずに「解」のポイントにフィットすれば、問題がほとんど解決するピンポイント系のパズルがあるように思います。


この「ヘリックス」は、ピンポイント系に属していると思います。




共通するパズルアイディアといえば、多くの人が「デュエット」「ラビ」をあげると思います。


直感としては、正しかったのですが、なかなか正解には、到達できませんでした。


創作者のAkio Yamamotoさんが、わざわざ「イジワル」といっているのは、多分、ダミーの溝をたくさん入れているからだと推測しました。


有効な溝は、どれなのか?


もう少し、「元に戻す」時は、C環をどのように挿入するか、イメージできれば、もっと早く、正解にいたれたように思います。






このヒントで、『キャスト ヘリックス』を攻略できた方おめでとうございます。
麻家戸ゲンバの評価は130ゲンバです。













2009年10月27日火曜日

「キャスト へリックス」が新発売!!


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『キャスト へリックス』が一部で、先行販売されていました。当方は、偶々、池袋ロフトへ立ち寄った時に、品揃えされているので、正直びっくりしました。

『キャスト へリックス』の発売については、オフィシャル・サイトには、昨日現在、情報がありませんが、
周辺情報で、なんとなく聞こえてきました。
一つは、ミクシーの『キャストパズル』コミュニティーのメンバーから、アマゾンが『キャスト へリックス』の予約をとり始めているという情報が寄せられていました。
もう一つが、創作者のAkio Yamamotoさんのブログ記事で、先行販売の情報を拝見しました。
池袋ロフトも先行販売の店舗に入っていたとは、まんざら捨てたものではないな!今後に期待したい。
難易度は、サイコロ表示で⑤ですが、見た目は、易しそうで、なかなか手強い。
ノーヒントで、『キャスト へリックス』を解いて、元に戻すことが出来れば、当方の評価は、150ゲンバとしたいと思います。







2009年10月20日火曜日

「キャスト ヴォルテックス」に再戦!!


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『キャスト ヴォルテックス』もAkio Yamamotoさんの傑作のひとつです。
久しぶりに、引っ張り出してきて、再挑戦を試みました。もう、かなり記憶が薄れていて、解くのに1時間くらいかかってしまいました。これでは、元に戻せなくなるのではないかと懸念しました。
しかし、実際には、解いているうちに、記憶がよみがえってきて、元に戻す方が順調に行きました。
いつもの、ことながら、よく、これで、別解がでないと、感心してしまいます。この辺りが、「解」が、わかっていても何回もやってみるだけの魅力があるのだと思います。

最初のトライの時は、やはり、例の、セルフ・メディエーションの手法で、三つのパーツを、テープを貼り付けて、色分けしました。それで、パーツの動きの変化をノートに簡単なスケッチとコメントで、記録をしてゆきました。
『ヴォルテックス』や『エクア』のように、パーツとパーツの接触度が多い場合は、テープを貼り付けて、色分けする方式は、あまり向かないのですが、テープを適宜張り替えて、凌げないことはありません。

今回は、言葉で、区分けしました。
パーツを形状から、蛇に見立てました。
①の蛇、頭部、テール、大きな溝、(ボディーにVORTEXの刻印が入っています)
②の蛇、頭部、テール、(ボディーにA.Yの刻印が入っています。頭部近くに凹みがあります)
③の蛇、頭部、テール、(ボディーにHANAYAMAの刻印があります。舌先を伸ばしたような突起があります)

上の写真は、正面から見た写真です。一番上部に、①のパーツの「大きな溝」が見えます。
この写真は、その裏面です。三つの刻印が見えます。

この写真は、前半の最大の山場です。向かって右側に見えるのが③のパーツです。舌先を伸ばしたような突起が見えます。
向かって左側に見えるパーツが②のパーツです。
中央にあるのが、①のパーツです。①の頭部が見えます。今まさに、①のテールを③のボディーの下から抜き出す寸前です。この山場を越えれば、あとは、①の「大きな溝」と②の「頭部近辺の凹み」を上手に活用すれば、必ず「解」に至れます。

2009年10月17日土曜日

「キャスト ラディックス」攻略のステップ・ヒント(その1)


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『キャスト ラディックス』攻略のステップ・ヒント(その1) 

①例のドナリー・マーカスのセルフ・メディエーションの手法で、パーツに命名、記号、番号などをつけます。例えば、当方は、「べた足」「猫足」「べた足の台座の穴」「猫足の台座の穴」「べた脚の頭部」「猫脚の頭部」
名称、記号、番号の設定は、自由です。その狙いは、パーツの動きを記録するための手段ですから。
②Akio Yamamotoさんの独自の曲線とダイナミックな流れるような動きに魅せられているうちに、必ず「解」に至れます。

③写真のようなパーツの状態が、「解」直前の山場です。


多分、ヒントなど必要としなかったと推察申し上げます。

2009年10月13日火曜日

「キャスト バロック」を攻略いたしました!




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『キャスト バロック』をヒントなしで、攻略できれば、評価は、100ゲンバ。




『キャスト バロック』は,Akio Yamamotoさんのクリエートされた『キャストパズル』としては、『アムール』『ドルチェ』に続いての三作目で、2003年に発売されました。
(この他に、小型の『マリンキャスト シリーズ』6アイテムがすでに発売されています。)
難易度は、サイコロ表示で、4段階です。
相似している二つのパーツは、「紐通し穴」で、明らかに区別できます。
この他、「紐通し穴」つきのパーツには、「BAROQ」「AY」の刻印があります。もう一つのパーツには、「HANAYAMA」の刻印があります。
これらを目印にして、パーツの特徴的な形状に、命名するのが、いつもの手法です。(ちなみに、当方は、「逆巻く波の第一波、第二波、第三波」と名付けました)どのように名付けるかは自由です。
要は、二つのパーツの動きを、記録として、表現出来ればよいわけですから。
Akio Yamamotoさんの名解説が、一段と『キャスト バロック』を堪能させてくれます。
スポーツ好きの当方には、『バロック』の流れるようなダイナミックな動きは、女子体操の段違い平行棒の名演技の色気を彷彿とさせてくれました。
尚、「紐通しの穴」については、作家自らが、『キャストパズル オフィシャルサイト』のコラム欄で解説してくれています。(2004年 10月)












2009年10月12日月曜日

「キャスト エクア」攻略のステップ・ヒント(番外編その2)



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『キャスト エクア』攻略のステップ・ヒント(番外編その2)です。

この段階で、攻略できた場合は、評価は80ゲンバです。






『キャスト エクア』の難しさは、パズルアイディア自体にありますが、その操作性が、困難の度合いを倍加しています。その要因は、二つの「突起」と「EQUAのC環の切り口」の狭さです。
(「突起」の操作の仕方については、すでに、記述しました。参考にしてください。)
そこで、最小読み取り値0.05㎜のノギス(測定器)で、手元にある五つの『キャスト エクア』をいろいろ測定してみました。要約すると次のようになります。

E-C環、切り口、4.00㎜、 W-C環、切り口、4.05㎜、

外枠の交差箇所寄りの12の板の厚さ、幅を測定してみました。
厚さの最小は、3.35㎜で、1箇所しかありません。その部分の幅は、やはり、最小の9.75㎜です。
次が、厚さ3.65㎜で、1箇所、あとの10箇所は、3.75~3.95㎜で、幅は、すべて10.00㎜前後でした。

1箇所であることを前提とすれば、交差箇所の周辺の12の板から、肉眼で、最小の厚さの部分を判別することは可能です。
この最小の厚さの部分とその交差箇所を、専ら、活用して、「解き」「元に戻し」ます。

2009年10月9日金曜日

「キャスト エクア」攻略のステップ・ヒント(番外編)





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「キャスト エクア」攻略のステップ・ヒント(番外編)です。この段階で、攻略できた場合の評価点は、85ゲンバです。




5日(月)に、ロフト池袋店で、『キャスト エクア』と9月の課題としていた『キャスト バロック』を購入してきました。
実は、先日、部屋の掃除を久しぶりにしていましたら、解くことが出来ないで、放置してあった『キャスト エクア』が出てきました。手元に、4個あったことになります。
それで、なぜ、5個目を購入してきたかというと、モチベーションは、ハナヤマさんが、『キャスト エクア』のパーツをどのような状態で、パッケージして、商品としているか、ちょっと、興味を持ったからです。店頭で、見る限りは、すべて、同一の状態で、パッケージされているように見受けられえます。
パッケージされていた状態が、上の方の写真です。次の写真は、合体しているC環を逆時計回りに4分の1回転したところです。微かに、文字らしきものがありますが、「EQUA」です。
従って、二つのC環の合体が開放された時、自ずと、EーC環の「EQUA」の切り口が接する外枠のプレートに小さな丸いしるしをつけました。
解く鍵をにぎっている交差箇所はズバリ、向かって、右下の交差箇所であれば、何のひねりも加えていないことになります。
結論から言いますと、向かって、右側の外枠のプレートにE-C環の「EQUA」の切り口を合わせ、解く鍵をにぎっているのは、写真の上部の交差箇所です。
ハナヤマさんは、二つの合体された、C環が、解放された時に、自動的にE-C環の「EQUA」の切り口が合うプレートの交差箇所で、解けるというほど単純なセットアップにはなっていないようです。
一ひねりだけ加えているということのようです。

2009年10月2日金曜日

「キャスト エクア」攻略のステップ・ヒント(その5)



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『キャスト エクア』攻略の第五ステップ・ヒント (この段階で達成できた場合は、評価点、90ゲンバ)



①『キャスト エクア』のE-C環の切り口を解決の鍵と思われるY字型の交差箇所へ誘導します。
二つのC環を上手に動かすには、合体した状態と崩した状態とどちらがコントロールし易いでしょうか。
一見すると、E-C環とW-C環と別々に、一つづつ問題を解決した方がよいと考えがちです。
最初、そのように考えて、二つのC環を操作していました。崩したと言っても、基本的には、リンクしています。二つのC環は、お互いに、影響しあっています。
むしろ、合体している状態の方が、制約はありますが、動かしやすいことに気がつきました。まず、二つの突起を結ぶ線を軸にすれば、合体している二つのC環の横回転は自由です。
完全に合体している場合は、突起の移動は出来ません。合体を崩した時に、初めて、突起の移動は可能になります。確かに、移動は可能ですが、手間がかかりすぎます。
とかく、AかBかと考えがちですが、パズルには、よく中間が存在します。完全な合体と完全な崩しの状態の中間です。小さな突起の接している外枠の板面の変更だけですから、可能です。

②上記の①の状態が、本格的なスタートです。ここからは、パーツの動きを、記録に残して行きます。
重要なのは、「E-C環のEQUA側の切り口」「W-C環の壁側の切り口」「W-C環の突起」と「外枠の面」との関係の推移を記録して行きます。間違ったと思ったら、記録をもとに,スタート時点へ戻り、パーツの動きのいろいろな可能性を検証してゆきます。
ターゲットは、絞り込まれていますから、必ず、「解け」ます。そして、記録をもとに、遡っていけば、「元に戻る」ことが出来ます。

③全体的にかなり難しい操作性を要求されています。
例えば、写真にもあります「E-C環のHANAYAMA側の切り口」の角きり部分も操作の過程で、活用する場面が必ず出て来ます。

2009年10月1日木曜日

「キャスト エクア」攻略のステップ・ヒント(その4)


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『キャスト エクア』攻略の第四ステップ・ヒント(この段階で達成で出来た場合は、評価点95ゲンバ)


①『キャスト エクア』の二つのC環を自由に移動できる操作術をマスターする。
なぜ、外枠の中の二つのC環を、狙いをつけた交差箇所へなかなか移動できないのか、なぜ、思わぬ方向へ移動してしまうのか。
このC環の動きのメカニズムを、観察の中から、把握することが大事です。


②明らかに、C環の二つの「突起」が、動きを規制しています。
もし、この二つの「突起」がなかったとしたら、合体した二つのC環が、どんな動きをするかは、想像できます。
ただし、このことは、解決の鍵を握っていると思われる外枠の交差箇所へ容易に、合体したC環を移動できるに過ぎません。問題解決は、ここからです。

(注)写真の外枠に「Y1」と、あまり判然としていませんが「G2」が読み取れると思います。小型のドリルで、外枠12面に彫りこんだ記号と番号です。このときは、「Y1、Y2、Y3、(イエロー) G1、G2、G3、(グリーン) R1、R2、R3、(レッド) O1、O2、O3、(オレンジ)」と記してみました。



















2009年9月30日水曜日

「キャスト ラディックス」を攻略しました!


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9月も、今日が、最終日になってしまいました。
攻略目標は、『キャスト ドルチェ』『キャスト ラディックス』『キャスト バロック』と特別メニューとして、
「オスカーの特製ネック・チェーン」でした。
『ドルチェ』『特製ネックチェーン』は、前半で、目標を達成いたしましたが、途中で、『マリンキャスト シリーズ』の大型版を、池袋のリブロで発見したことから、品揃えされていました『リーフ』『シャーク』『スターフィッシュ』『シーブリーム』『クロー』を購入して、早速、思わず、道草して、遊んでしまいました。

それと、発売以来、課題になっていました。『キャスト エクア』は、タニ先生に、大いに触発されて、集中的に取り組むことなってしまいました。
『キャスト エクア』の体験を基にして、「麻家戸ゲンバのステップ・ヒントと評価システム」と言うアイディアを思いつきました。
ただし、ヒントも評価点(単位ゲンバ)もすべて、まったくの、「麻家戸ゲンバ」の独断と偏見に基づいています。
将来、もう少し、洗練されたシステムに改良できれば、まことにハッピーなことです。


『キャスト ラディックス』、ヒントなしで、「解い」て「元に戻せ」て、評価点100ゲンバ。




『キャスト ラディックス』は,Akio Yamamotoさんのクリエートされた傑作です。
実は、この『ラディックス』が、2005年のIPP(Internationl Puzzle Party)のノブ・ヨシガハラ パズル デザイン コンペティションにおいて、栄えある『グランプリ』に輝きました。

その時の謝辞で、印象的であったのは、「I also want to take this opportunity to thank the skilful team of Hanayama's fellows.」とあったことです。

それと、丁度今、Akio Yamamotoさんの創作活動のウェブサイト「さだきちの袂屑(たもとくず)」のブログで、『キャスト ラディックス』の構想段階から、完成へと進むスケッチ図が公開されています。

クリエーターとメーカーの苦労がしのばれます。

このご苦労を知ったら、一度くらい「解けた」からといって、そこいらに、『キャストパズル』を放っておいたら、罰が当たります。



















2009年9月29日火曜日

「キャスト エクア」攻略のステップ・ヒント(その3)


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『キャスト エクア』攻略の第三ステップ・ヒント〈この段階で達成できた場合は、評価点、100ゲンバ)





①解決の鍵になるY字型の交差箇所を見抜く。
4つの交差箇所をよく観察する。外枠のY字の角度、外枠の板の幅、厚さなどを観察する。肉眼で、一見してわかるほどの違いはありません。
微妙な差を、何が有利かという視点で、総合的に判断することが要請されます。

手元にある三セットの『キャスト エクア』を観察して、解決の鍵になる交差箇所を見抜けるかどうか試してみました。あまり自信は持てませんでしたが、結果は,三つとも正解でした。
ある程度の確率で、解決の鍵を握る交差箇所を選択することは、可能であるといえそうです。
仮に、間違ったとしても、4箇所試せば済むことです。


②「E-C環の切り口」を解決の鍵を握る交差箇所に移動することが、「解く」場合の最初の必要条件です。
交差箇所の外枠は、Y字型ですから、6面あります。限られた、実験ですが、このうち2面しか、「解」に至れませんでした。


この結果は、非常に、限定的な実験の結果であることをご了承ください。



ここまでのヒントで、『キャスト エクア』を攻略できれば、評価は、100ゲンバです。

2009年9月28日月曜日

「キャスト エクア」攻略のステップ・ヒント(その2)



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『キャスト エクア』攻略の第二ステップ・ヒント〈この段階で達成できた場合は、評価点、110ゲンバ〉





①『キャスト エクア』のパーツに名称、記号、番号をつけて、パーツの動きを記録できるようにします。

例えば、「EQUAのC環」(以下、「E-C環」)もう一方を「WALLのC環」(以下、「W-C環」)、映像で、「W-C環の切り口」(一般的には欠環と呼ぶようです)のところに小さい壁が見えると思います。

突起についても、「E-C環の突起」、「W-C環の突起」と区別します。

Y字型の外枠についても、すべて、12面について、記号、番号をつけて、区別します。



②『キャスト エクア』のパーツを動かし続ければ、必ず、解決の方向が見えてきます。

理屈の上で、どのようなパーツの位置関係になれば、「解ける」と想定できるようになります。ただ、現実問題として、その位置関係を実現できないだけです。



③解決の鍵は、Y字型の外枠の交差箇所だと想定されているはずです。

交差箇所は、4箇所あります。しかし、『キャストパズル』の通例によれば、、「解け」たり、「元に戻せ」たりするのは、そのうちの1箇所に絞られているはずです。

確率は、四分の一です。

ここまでのヒントで、『キャスト エクア』を攻略できれば、評価は、110ゲンバです。

2009年9月26日土曜日

「キャスト エクア」攻略のステップ・ヒント(その1)


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『キャスト エクア』をいわゆる解答図なしに、攻略するための5段階のヒントを構成してみました。
もちろん、ヒントなしで、自力で、「解いて」「元に戻せる」ことが、一番です。
この段階で、達成できれば、難易度から見て、〈麻家戸ゲンバの評価点 150ゲンバ)
第一ステップヒント(この段階で、攻略できれば、120ゲンバ)
キャストパズルの基本共通項目
①刻印が大きな意味を持つことが多い。
“EQUA”“HANAYAMA”
②際立った形状には、何らかの働き、意味がある。
無地のC環の切り口のところにある小さな壁(“WALL”...略記号W)と二つのC環についているそれぞれの“突起”
③パーツの操作が、難しいことが多い。
とりわけ、『キャスト エクア』は、操作性の難易度が高い。次の二点が対策として有効です。
ⅰ)潤滑油を塗布,浸透させておく。。
ⅱ)操作の途中で、パーツが絡み合って、固まってしまったら、両掌を合わせて、その中に、『エクア』を入れて、はげしく振動させる。これで、リセットされることが多い。
④難易度表示のサイコロ5は、一応の目安であって、同じサイコロ5の『アムール』『スパイラル』『デュエット』『ヴォルテックス』『ラビ』『リングⅡ』と比較しても難しさの質が違うので、単純なな難易度比較は出来ない。相当に難易度は高いと覚悟して取り組む方がベターだ。
⑤『キャストパズル』は、立体的な視覚パズルであるから、なにごとも、よく観察することが大事です。なおかつ、パーツを動かす行動力が求められます。(パッケージの写真、オフィシャルサイトの映像を観察することで、重要な情報を取得することもあります。)

2009年9月24日木曜日

「キャスト エクア」に挑戦中!!






ご訪問を歓迎いたします。『キャストパズル』を解きながら、戻しながら、マーケティング視点で、遊んで、面白がっているブログです。


『キャストパズル』には,解答図をつけないことを基本の考え方として、メーカーは、二十数年来、厳守してきています。


そうは言っても、この時代、ネットで、キーワード検索すれば、大概の情報は、簡単に、入手できてしまいます。


あとは、『キャストパズル』を手にした人の自由意志に任されています。選択の幅が広いということは、とてもよいことです。前述の秋山久義さんの「解法図の解読もまたパズルです」(P121)くらいに、気楽に遊ぶのが何よりです。






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『キャスト エクア』は、その年のおもちゃショーに出品されている時から、記憶に残る『キャストパズル』でした。


つまり、発売前から関心を持っていました。当然、発売直後に購入したと思います。難易度の表示は、サイコロの5でした。


『キャスト ヴォルテックス』もサイコロの5でしたから、多少の苦戦は予測していましたが、手強さは、想像以上でした。




そして、前にも書きましたが、とうとう、近くの整骨院のタニ先生にも先を越されてしまいました。




なぜ、こんなにも、時間がかかってしまったのか、というと、サイコロ5という難易度表示に惑わされてしまったということです。


今までの成功体験で、とにかく、『キャストパズル』のパーツを動かす、行動すれば、自ずと、解法が見えてくると信じていました。




結果的には、これは、間違いではなかったのですが、いわゆる二つのC環についている、それぞれの小さな突起に自由な動きを阻止され、操作が非常に難しかった。今もって、自由に操作できない状況で、苦戦しています。




それと、いつも使っている「脳を鍛える大人のパズル」(ドナリー・マーカス著)のセルフ・メディエーションの手法(Coloring〈色をつける〉、Nubering〈番号をつける〉、Covering〈隠す〉)を活用しにくい形体のパズルであったこと。


今までは、テープを貼って、色を着けて、対応してきましたが、『エクア』の場合、外枠のすべてに、C環の切り口(一般的に言う欠環)の通過の可能性があり、テープを貼る事は、出来ません。




そこで、苦肉の策として、『エクア』に直接、小型のドリルで、記号と番号を軽く彫り込むことにしました。


そこまでしても、今のところ、外枠のY字型の交差部分が4箇所ありますが、そのうちの1箇所だけで、決められた手順しか「解いたり元に戻したり」出来ないと推測しています。しかし、すべての可能性を検証したわけではありません。




これだけの難しさの掛け算ですから、私見としては、現状の『キャストパズル』の中で、一番難しいと評価しています。




何事によらず、行動しているうちに、必ず、解の方向が見えてくると考えていますが、『エクア』の場合もそうでした。外枠の中から、二つのパーツを取り出すには、この方法しか、理屈の上からは、考えられないと想定できましたが、あまりに操作が難しい上に、正解の一箇所を探り当てることはさらに難しく。これは、サイコロ5の難しさではないと判断してしまいました。


この延長線上には、正解はなく、意外と、もっと簡単なところに正解を見落としているのではないかと、一時期考えるようになり、かえって、回り道をしてしまいました。




つくづく、サイコロ表示も含めての『キャストパズル』であることを思い知らされました。


もう、この手には乗るまいと、記憶の中にしっかりとどめることにしました。


2009年9月19日土曜日

『感動サービス時代の幕開け』の原稿を読んで!


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米国で企画会社、ダイナサーチを26年経営している、石塚しのぶ氏が、1冊目の「売れる仕組みに革命が起きる」(インプレスコミュニケーションズ)につづいて、2冊目を企画しています。
テーマは、まだ、日本では馴染みが薄いのですが、米国では、業績の急成長を遂げながら、感動のサービスを提供していることで、著名な“ザッポス”です。
“ザッポス”は、靴のネット販売する会社として、1999年に、サンフランシスコに創業いたしました。靴は、もともと常識的には、サイズ、型の多様さから、ネット販売に適さない商品群と考えられていました。
このことに始まり、数々の常識を覆す経営が、感動サービスカンパニーを創出してきました。
その秘密に迫る良書になると確信しております。

“ザッポス”の採用申込書には、クロスワード・パズルや迷路、クイズ、がちりばめられているという。“WOW”な会社は、ちょっと、違いますね。

『キャストパズル』の方は、ここのところ、専ら、新しく購入してきた「マリンキャスト シリーズ」の大型版で、遊んでいました。以前の小型のも引っ張り出してきて、、比較してみると、明らかに、大型版の方が、『キャストパズル』としての精度も向上して、魅力的になっています。
前に、「解いて、戻せた」はずなのですが、『キャスト リーフ』(サイコロ3)以前は「キャストコーラル」といわれていたものです。結構、手間取ってしまいました。

Akio Yamamotoさんの海の世界を堪能いたしました。

今のところ、国内では、書籍ルート限定で、購入可能のようです。
当方の御用達は、『リブロ池袋店』です。
欠品のないようにお願いいたします。